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京都あちこち写真集 かみやすめ

vol.28 京都駅

平安遷都1200年を記念して1997年に完成しました。計画が発表されてから完成するまで、景観論争が華々しく繰り広げられたものでした。なにしろ京都の町の規模にしてはかなり大きな建物で、南北を分断するように立ち塞がっている感はなくもない。威圧感といえばそうかもしれませんが、威風堂々とも言えるかもしれません。国際観光都市京都を自認するなら、これくらいインパクトのある玄関口を設けるのは間違いではなかったと思います。(以前の京都駅をご存知でしょうか。なつかしいけれど、恥ずかしいくらいつつましいものでした。)

京都タワーが悪評紛々であったにもかかわらず、今では京都の顔になっているのと同じように、京都駅ビルはもうすっかり人々になじんで独自で進化を始めています。京都駅ビルの中でひときわ目立つ『大階段』は、近頃ではアーティストのライブ会場として注目を浴びてきています。ここには昔から脈打つ京都の自由な精神を感じることができます。マスコミ慣れし始めたアーティストにとっても、活き活きとした時空間を楽しめるのが良いのではないかな。一方、ローマのスペイン階段のようなロマンティックな場所にもなり得そうです。でも、今のような暑い季節にはどうもなりません。

隣接の百貨店、伊勢丹の10階には『拉麺小路』もできています。残念ながら京都独特のこってりラーメンを食べたければ他をあたらないといけないかもしれませんが、ラーメン好きには行ってみる価値はあるでしょう。

その階から伸びている『空中経路』が、もうひとつの駅ビルの売り。京都市の北側が見渡せる通路へ行って見てください。そこは、大文字をはじめとする五山の送り火の全部が見られる、京都でも珍しい場所なのです。送り火の夜ここへ来られるのは、たぶん前もって抽選で当たった人だけだと思いますけど。

駅ビル東の屋上は、今、夏バージョンに装いを新たにしています。美しいロマンティックな花の広場になっていて、突き当たりのカフェがパリ16区あたりのスノッブな雰囲気。京都にあってはちょっと異色な感じがします。

帰りの列車を待つ間にでも、荷物は預けてゆっくり散策してみてください。伊勢丹の地下2階『はつだ』の和牛弁当は大人気のため売り切れ覚悟。でも他にもおいしい京弁当はいろいろありますよ。

京都駅大階段 京都駅大階段
京都駅ビル
京都駅大階段 京都駅ビル
京都駅ビル 京都駅ビル
京都駅ビル 京都駅ビル
京都駅ビル
京都駅ビル

京都駅ビル公式サイト

2004年7月14日撮影

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